建設業界の買い手ニーズ
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近年の建設業界は、東京オリンピックやアベノミクス効果による投資の拡大で好景気となっています。しかし、建設業界は後継者不在率が71.4%※と、事業継承問題を抱えている企業が多いことや、社員の高齢化等の原因により「休廃業・解散」を選択する企業、事業主が増えてきています。
建設業は長年に渡って「規模の経済が働きにくい」「2社以上の企業が合併し1社になることで公共工事における入札参加機会が限定されてしまう」等の理由で業界再編が起こりにくいと言われてきました。
しかし、公共工事が減り、民間工事が増えてきたことにより規模のメリットを追求したいニーズが高まったこと、作業員の人材不足問題が深刻で人材確保のニーズが高まったこと、中堅企業が守りから攻めに方針転換したこと等により、建設業者による同業他社間のM&Aは増加しています。また、業界の枠を超えた異業種・隣接業種からの建設業界への参入、特色を出すために建設業界内の川上・川下企業のM&Aも増加しています。
※帝国データバンク「全国後継者不在動向調査」2018年
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