先日、東京農業大学で行われている農業M&A研究会の講師として弊社代表の古舘が登壇し、農業分野のM&Aをテーマにお話をさせていただきました。

後継者不在企業の第三者承継(M&A)という手段は、数年前に比べ一般業ではだいぶ浸透してきたように思いますが、農業分野でもM&Aは経営課題の解決策として着目されてきています。
本研究会は学生向けというより、農業経営分野で研究されている全国の大学の先生や、農水省の方等が参加されているのですが、1時間以上のQ&Aタイムもあり、参加者の研究分野のことも伺えて大変有意義な時間となりました。

地方の農業事業者の規模感が私たちが普段対応させていただいている中小・零細企業に近いということや、土地や地域との密接な繋がりが必要という農業の特性上、地域に密着したアドバイザーに話を聞こうということでお声掛けいただき、
セミナーでは、過去の農業M&Aの成約事例を元に、中小零細企業のM&Aの特徴や、農業M&Aの留意点などをお話させていただきました。

終了後には、参加されていた東農大の学生で農家の息子さんが、
MAが良くわかったので、自分も実際に家業を継ぎ、M&Aを活用して事業拡大をしていきたいと言ってもらえたのが、印象的で、大変嬉しく思いました。
農業事業者のM&A相談も着実に増加していると肌で感じますが、一件でも多くの成約事例、成功事例を増やしていき、農業分野でも経営課題の解決策として認知されるよう取り組んでいきたいと思います。