2019年7月19日（金）、名南M＆A様で行われたM＆Aネットワークの会合にて、
弊社代表の古舘がパネリストとして登壇させていただきました。

テーマは「遠方の売り手・買い手による成約事例」。
弊社で過去に担当させていただいた事例を経験談を交えてご紹介致しました。

本テーマにもあがったマッチングについてですが、売り手様との打ち合わせ時にも「どんな買い手にあたるのか？」といったご質問をいただくことがあります。

弊社の場合、北部九州に展開する税理士法人アップパートナーズのグループ内企業であるため、九州内の企業様同士をお繋ぎすることが多いですが、ご意向や目的によっては、全国各地の企業様とのマッチングをサポートさせていただくこともあります。

どんな買い手様に提案するかは、売り手様が何を優先するかによってお相手が変わってきます。
事情があり早く譲渡されたい場合は、買い手様の所在エリアに関わらずM＆Aに慣れており意思決定が早い企業様をお繋ぎしますし、譲渡以降も数年間は社長が現場責任者として会社に残られるような場合は、買い手様の買収後の事業計画や考え方が、売り手社長と合うかどうか？を念頭に置きご提案先を絞り込みます。

また、譲渡後も働き続ける従業員のために「なるべく環境が変わらず今まで通りに働ける会社であってほしい」というご要望を最優先される場合は、買い手様の社風を把握し売り手様と相談させていただいたり、「譲渡後も地域に貢献できる会社であってほしい」という場合は、その意思を引き継いでくれる地場の企業様をお探しします。

今回のセミナーでご紹介させていただいた案件は、信頼できる引継ぎ先がすでにいるという状況でご相談いただいたのですが、直接交渉することによりトラブルが起こらないよう、また譲渡完了まで本業に注力できるようサポートさせていただいた事例でしたが、このように事情は様々です。

M＆Aは売り手様にとって、長年育ててきた事業や従業員を引き継ぐという一生に一度の選択です。
最終的に、このお相手に譲渡してよかったと思っていただけるかどうかは「売り手様が何を重要視されたいのか」に沿ってお相手探しができるかどうかにかかっているといっても過言ではありません。

どんなお相手が買い手となるのかがはっきりするまでは譲渡後のイメージも湧きづらいですが、ご不安なく譲渡完了まで本業に注力できるよう、過去の成約例などの実例もお伝えしながら、経営者の皆さまに寄り添ったサポートを行いますので、些細なことでもお気軽にご相談下さい。